私の友人にはとてもかわいいダウン症の子がいます。私がやっている「女性のための政治スクール」の名誉校長である細川佳代子さんは20年以上スペシャルオリンピックスの活動を続けていらっしゃいますので、映画作り等々、活き活きと働くダウン症の人々と私も接する機会は多いです。

99%以上の精度でダウン症などの染色体異常が胎児にあるかがわかる「出生前診断」が年内にも始まるといいます。その診断のための羊水検査を受けるかどうか。妊娠した喜びの中で、厳しい選択を迫られる妊婦さんたちの不安はいかばかりでしょう。検査を受けることも、中絶をすることも他人が口出しできることではありませんが、何より、ダウン症だけでなく、様々な障がいがあっても、普通に暮らせる社会の体制を整備することが重要ではないでしょうか。

私も35才で子どもを産む時、検査を受けた方がいいと言われました。結局は受けませんでしたが、あの時、ただ芽生えた命が愛おしくて、障がいがある子が生まれた場合の覚悟はなかったと思います。

今朝、NHKのアサイチで東尾理子さんがアメリカで10年ほど生活していて、障がい者の人が普通に生活している姿を見ていたので、子どもに障がいがあっても受け入れる自信があったと話しているのを見ました。全然気負った感じがなくて、素敵な女性だと思いました。

医療の進歩が人の心や社会の整備より早いことが、せっかくの妊娠の喜びを苦悩に変えないよう、障がいを持つ人たちを疎外するような社会にならないよう、各界の努力が必要でしょう。

【コラム】ダウン症の出生前診断についてどう思いますか?