スピーロンという楽器を知っていますか?
じゃばらの代わりにいくつものボタンのついたアコーディオンピアノの
ような見た目で、世界に十数台しかない。
かのジョン・レノンもその音色を気に入って譲り受けたとか。

そのスピーロンを、シベリア抑留者だった田中猛さんが演奏してくれるというので、
さる19日に、杉並・高井戸にある浴風会のケアハウスで行うことになった。

20150819 スピーロン演奏会1 スピーロン

田中さんは現在、御年88歳。
70年前、満州からシベリアに抑留されて生き残りった人だ。
ハバロフスクに移住して日本語教師とスピーロン演奏者として暮らしている。
今回は8月23日に千鳥ヶ淵でのシベリア抑留者追悼の集いで挨拶するために一時帰国している。

私は議員の時からシベリア抑留者の問題にずっと関わっていて、
「シベリア特別措置法」の議員立法も成立させてその解決に尽くしてきた。
今回もそのご縁でこの演奏会を開いてもらうことができたのだ。

ともしび、トロイカ、カチューシャ、ゴンドラの唄、波浮の港など、懐かしいメロディが
切ないスピーロンの音色に乗って流れ、参加者はともに歌い、戦地に未だ眠る遺骨や戦争の
悲惨さに思いをはせた一日となった。

シベリアからの調べ~スピーロンの演奏会を開催しました