小選挙区は死に票が多く出る。
昨年末の総選挙では民主党候補者に投票してもらった83%が死に票になった。
私も杉並区で出馬し、7万3348票をいただいたが、落選したことで7万3348人の
人の選択が死に票になったわけだ。

駅頭で安保反対をマイクで訴えていると、多くの人に「頑張ってね」と声をかけられるが、
「せっかくあなたに投票したのに、死に票になってばかりで残念」とも言われる。

多様な民意を反映できない小選挙区制の上、昨年の総選挙の投票率は史上最低の
52,66%で、自民党の小選挙区の得票率は48%。つまり、有権者の四分の一しか
自民党を支持していない。

その支持した人だって、「安保情勢を速やかに整備する」と公約の後ろのほうに
小さく書かれているのを見落とした人は多いし、「集団的自衛権を行使するとは
思わなかった」と言う。

今の自民党は、総裁選が締め付けで流れたのを見るまでもなく、闊達な議論も
多様性も失われているようだ。

選挙制度も政党も、多様な民意をくみ取れなくなっている。

全国各地で沸き起こる安保法制や原発再稼働反対のデモや集会は、多様性を
拒む政治、自由な表現や生き方を締め付ける政治への異議申し立てのように
思える。

【円のつぶやき】多様な民意をくみ取れない政治