政治の世界に初めて誘われた時、娘は小学校に入学したばかりだった。離婚して一人で育てていて、テレビや講演でそれでなくても娘との時間が少ない。それでも自由業だから保育園のイベントを優先し、仕事を断ることができたが、選挙も政治もそうはいかない。結局、出馬を断った。

2度目は受けた。娘が小学4年生になっていたからだ。26年前のことである。

最近は、現役の政治家で出産する人も増えてきた。ニュージーランドでは首相の出産・産休が注目されている。我が国ではまだまだ政治と育児の両立環境は整っていない。

人口減少・高齢社会というリスクに30年も前から警鐘を鳴らしてきたが、既得権益と男女の性別役割分業に固執する政治家たちは、子どもや女性に冷笑だった。今こそ、性別にも年代にも職業にも関わりなく、社会を反映した構成で政治を変えていくべき時だろう。

女性と政治の環境