☆累進規制?

累進規制って何?と思う方もおられるでしょう。累進課税のように、大企業になるほど高い最低賃金やより厳しい規制を課そうというものです。

シアトルで最低賃金を時給15ドルにしようとした時も、最初はこの累進規制を採用し、大企業に15ドルを課したといいます。会社がつぶれると反対は大きかったようですが、シアトルは発展し、雇用も増え続け、今は最低賃金は16.3ドルで全米平均(7.25ドル)の2倍以上です。

賃金が上がってこそ、消費も増えるし、企業も潤うのです。

 

☆新自由主義の弊害

それにしても格差が広がり続けています。法人税を下げ、賃金を低く抑え、企業の規制を緩めて、富裕層により優位な「新自由主義」がこの数十年、世界にはびこりました。それが、今回のコロナ禍で、さらに不平等が顕著になりました。

アメリカでのBlack Lives Matter運動が世界中に飛火しているのも、アメリカに限らず世界中の人々が、人種やジェンダー、信条による差別と不平等に怒っているからに他なりません。

 

☆グレート・リセット

この数ヵ月、誰もが忙しすぎたこれまでの生活を顧み、様々なことを考える時間を得たのではないでしょうか。

新自由主義の弊害、気候危機、人間の傲慢さ、ウイルスとの共生、そして国内的には世帯主の意味合いと夫婦の関係まで。

社会のありよう、自分の人生について、誰もが思いをめぐらさざるをえない数ヵ月でした。

来年1月のダボス会議のテーマは「グレート・リセット」です。世界の指導者たちは、この世界をどうリセットしようとしているのか。しっかり注視すると同時に、私たちの思いも発信していくべきだと思います。

グレート・リセット