6月18日のメールニュースで、来年1月のダボス会議のテーマがグレート・リセットだと書きました。いったい、この世界をどうリセットしようというのか、ずっと気になり、有識者に尋ねてきました。

少しずつ見えてきたのは、コロナによって起きた経済停滞はグローバル資本主義が生み出した社会矛盾を拡大させ、資本主義の持続可能性を脅かす状況になりつつあるから、株主中心の資本主義からステークホルダー(利害関係者)責任主義に移行しなければならないと言っていることです。

格差(教育・医療等々)の拡大、人種差別や抗議デモの激化、環境破壊の増大などを止める機能的システムが必要だというのは誰もが納得です。

でも、「グレート・リセットに注意せよ」というレポートも外資系シンクタンクから出ているといいます。それはグローバルエリートの間には、このままでは世界の体制が崩壊するので新しい「社会主義的な高度管理社会体制」にリセットしようという共通の認識があるというのです。

「社会主義的な高度管理社会体制?」いったいどういう社会を作ろうというのか。

高島康司氏(世界情勢アナリスト)の、9月に出たばかりの「Qアノン―陰謀の存在証明」に書かれていたことです。フェイクニュースと聞き流して下さってもいいのですが、総裁選びや総選挙はいつかに右往左往している間に、世界はかなり早く大きく動き出していることに注視しておく必要があると思うのです。

ダボス会議は今、多くの日本人が参加していますが、日本人で初めてダボス会議に参加したのは興亜石油の野口照雄さん。セブンシスターズに誘われた時、ダボス会議とはどういうものか調べてくれと言われたのが、私の友人。戻ってきた野口さんと友人は、翌年から日本人も参加するべきだと考え、後に総理になる竹下登さんに話すのですが「そんな恐い所に行きたくない」と竹下さんは断った。当時、キッシンジャーやヤマニが参加していたそうで、閉会の時に当時専務理事だった今のシュワブ会長が、こう演説したそうです。

「かつてヨーロッパは世界を支配していた。今もヨーロッパが支配している。そして将来も世界を支配するのはヨーロッパである」と。

グレート・リセットの真意は?