女性のための政治スクール第7回

 7月12日(土)、女性のための政治スクール第7回を開催。第1部と第2部の講義がうまく調和し、いわゆる環境問題とは「水」「食糧」「エネルギー」の3者が一体となっている問題だということに気づかせてくれました。

 第1部は「農業と食の安全について」、NPO法人大地を守る会会長の藤田和芳さんによる講演。1975年から無農薬野菜の普及に取り組む中で、日本の第1次産業と消費者の安全とを守るためにはグローバリズムからの脱却が必要と判断。日本の食糧自給率が39%しかない現在、地元のものを食べる“地産地消”の推進こそクールビズよりも環境に優しい、というお話に受講生も納得!
また、食べ物が運ばれてきた距離を示す『フードマイレージ』という概念(生産地と消費地が遠いほど輸送にかかるエネルギーが多く必要となり、地球環境にも負荷をかける)も教えていただき、スーパーで食材を選ぶ際、オーストラリア産と長野県産のアスパラどちらを選べば、フードマイレージを小さくできるのか?等々、私たちの日常生活のそこかしこにCO2削減のヒントが隠されているということも学びました。

 第2部は「気候変動と水」について環境省水環境担当審議官の白石順一さんによる講演。21世紀は‘水の世紀’とも言われますが、世界では毎年180万人の子どもが水と衛生の問題により死亡し、約11億人が安全な水を確保できない状況にあります。   
 更に今後も、地球温暖化によって気温・海水面の上昇、渇水、河川流量の変化など様々な水ストレスにさらされる可能性がある中で『バーチャルウォーター』(農産物の生産に必要な水の量を、消費国で生産した場合どの程度の水が必要かという推定)という概念について教えていただきました。食糧を輸入するということはその生産に要する水も輸入しているようなもので、例えば、牛丼一杯では約2,000リットルのバーチャルウォーターが必要になるというもの(=風呂桶7杯分)。国産のキャベツや大根等のバーチャルウォーターはせいぜい100リットル超ですが、輸入牛肉ともなると20,600リットル(20トン)の水を要する計算になります。
日本は本来豊かな水資源を有しているのに、食糧自給率が低いために、食糧輸入という形で大量のバーチャルウォーターを輸入しているわけです。

『フードマイレージ』と『バーチャルウォーター』~地球環境の保全を考える時、“食糧自給率のアップ”がキーワードのようですね!

キーワードは「食糧自給率のアップ」!!