おなかをこわして投げ出しちゃった第一次安倍内閣の時も、円高から円安になってるし、株価も上がって、経済界は大喜びしてましたよね。

でもあの時、彼が何をしたか覚えてない?みんな忘れっぽいのよね。マスコミも全然、安倍さんに不都合なことは言わないし。安倍さんは労働の規制緩和を行ったんです。それによって請負労働者と派遣労働者がどっと増えた。

今年(2013年)6月の統計で非正規雇用者が2000万人になったということだけど、これじゃあ、人々の給料が減り続けるのも当然。

規制緩和の前は男性の平均年収が462万円だったのに、140万円も減少して322万円になってしまったのですもの。

安倍さんは先進国でデフレから脱却できていないのは日本だけっていっているけど、働く人のお給料が下がり続けているのも日本だけなのに、そのことは安倍さんもマスコミも知らんふり。

アジアの低賃金の国が近くにあって、そのため日本人の給料が下がるって言う人が多いけど、じゃメキシコとか低賃金の国に隣接してるアメリカの給料下がっているかい?

変な理屈つけるより、まず非正規の人を少なくすることが重要。

いつ失業するか不安な若者は結婚も出産もできない。

高齢社会を安心できるものにするには、遠いようでも少子社会の不安材料を取りのぞくこと。それには若者の雇用の安定が第一でしょ。

それなのに、今回の第2次安倍内閣は、限定正社員をつくろうとしています。

これも言ってみれば、非正規のようなもの。本当に上手に名前を変えて、人をだますのよね。

「転勤しなくても収入アップして、責任ある仕事にもつけるので、子育て中の私には嬉しい」とテレビでコメントしている女性がいました。もちろんそういう人もいると思います。でも、その店舗が営業不振になったら、そこでハイサヨナラ。他の店には限定社員だから行けないってことになるんですよ。

それよりも、子育て中だって正社員で、1日5時間勤務だけど、8時間の時と同じ待遇で、また子育てが終ったら、8時間勤務に戻れるようにするとか、週3日は在宅で仕事ができるとか、そのほうがずっといいと思わない。

多分、企業側の都合で解雇しやすい形とわかっていても「嬉しい」といわざるをえないほど雇用される立場が弱いんでしょうね。

民主党は今回大惨敗で、参院比例で生き残ったのは、電力総連、自動車総連、日教組、自治労、NTT労組、電機連合に立正佼成会の組織内候補だけ。

労働組合なら、しっかりストでもやって、非正規の人たちを正規にくみこみ、両者が支えあって闘うくらいのことをやってほしい。

労働組合出身者だけの民主党はいずれつぶれるなんて言われる前に、頑張ってほしいなあ。安倍さんが経済界の言いなりになるのをしっかりとストップして。

でも電力労組がトップじゃ、民主党も原発ゼロの動き鈍くなっちゃうのかしら。

あ~あ~悔しい。組織も資金もなくたって勝ってみせると思っていたけど、公営掲示板にポスターを貼ることができず、個人の政見放送もない状況では、組織力、資金力、テレビ露出力もない私がいくら「実績を見て!」と叫んでも、負けちゃうもんね。

第49回はここまで。
次回8月20日の「戦い済んで」③
「vol.50 気づかれないうちに」に続きます。

vol.49 『戦い済んで』 ②「非正規社員をまたまた増やすのはやめて」