参院選の直前の都議選で民主党は大惨敗。

参院選でも支持率回復は見込めず、組織も知名度もない私が比例で勝つのは奇跡しかないと思われていた6月、高校の同期会がありました。

「民主党なんかから出るのやめればいいのに」、「無理だよ、君がどんな頑張っても」

多くの旧友に言われました。

そんな中で「今度落ちたらもうやめろよ。いくつになると思ってるんだ。もう20年だろ、政治なんかに首突っ込んで。ひからびちゃうぞ、恋愛くらいしないと。」ときつい一言。

えっ、ひからびちゃう!!

それは困る。思わずその後トイレでまじまじと鏡を見てしまいました。確かにシミもシワも増えたよなあ。

憲法96条改正なんてとんでもない。抱っこし放題3年育児休業だなんて、何、3歳児神話復活みたいなこと言ってんのかしら。この世の中おかしい、私がもうひと踏ん張り頑張らなきゃと、いくら心が燃えていても、それは「ひからびない」要素にはならないのかしら。

それに私、円テレビに出演してくれた渡辺莞爾先生の言う通り、30年間一日二食で快食快便、便秘なんてしたことないし、温冷浴もしているんだけどなあ。。。

「もうやめろよ」、「ひからびるぞ」は私の心に結構グサッときたんです。

3年前に落ちてから、見栄を張って、そのまま一番町の事務所を維持してきたから、貯金はすっからかん、生命保険まで解約、それでも借金だけ残って。そこへまた落選。それも情けないことに、私は比例で15番目。民主党の比例は7人しか当選しなかったので、その倍の14人までしか公費が出ない!!つまり、私のポスターやハガキ、事務所の看板・車・運転手といった公費が出るものと予定していた1000万円近い費用まで自分持ちになってしまったんです。

こうなると大変。9月末か10月まで待ってくれるはずだった業者の人たちだって、「とにかく少しでも早く払ってくれ」と矢の催促。この後始末もしなきゃいけないし、「もうやめるわ」と言ったら、スタッフの人たちは明日から食いっぱぐれるし、やはり「ひからびよう」がやめるわけにはいきません。もちろん、めげそうになる時だってないとはいえません。でもね、何十兆という借金じゃあるまいし、こんなことくらいで「どうしよう」なんてめげると、女がすたるじゃないですか。

昔、「家の一軒や二軒あげるわ」とタンカを切って、スーツケースひとつで別居した時、同じように快適なマンションに住もうと思ったら家賃が高額すぎて「ちょっと失敗したかなあ」と思ったことがありました。いつもそそっかしくて、力量もないのにタンカを切る癖があります、直りませんね。

さて、そんな私ですが、これまた多くの人が「円さん、2度くらいの落選でへこたれてはダメ。ここからがあなたの力の見せ所よ」「基本に戻ってやり直せば必ず芽が出るよ」「年齢なんか気にしちゃダメ。実績と経験を活かして、これからの日本を立て直すんだよ」「この数年、大変な時代になる。円さんの力が必要だ。人々を結集して、必ずやり抜いてくれ」

そんな激励の言葉をかけてくれました。

ありがたいことです。ふところはすっからかんになっても肌はひからびても、でも私の心と人脈には滔々と豊かな水があふれています。その豊かな水の流れに大いなるエネルギーをもらい私は再び飛び立とうとしてます。

第51回はここまで。
次回9月3日の「戦い済んで」⑤
「vol.52 卵子凍結してあげるよ」に続きます。

vol.51 『戦い済んで』 ④「もうやめろよ」