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東京都連第10回臨時大会
会長選挙立候補立会演説会原稿
円より子でございます。
私は今、我が党は存亡の危機にあると思っています。
自民党を勝たせすぎたと思っている国民は多くいます。そうした国民のバランス感覚と良識にもちろん私も期待したい。しかし今、私たち自身が深刻な危機感を持たないと、この党の勢いを挽回はできません。抜本的出直しをしない限り、いつまでも「闘う民主党」にはなれず、民意を確実にひきつけることはできません。
今回、私たち民主党は改革政党であるはずなのに国民からは守旧派と見られてしまいました。人々の望む政策を的確に打ち出せなかったこと、またメディア戦略のまずさに大きな原因があったと思います。
自民党は私たちよりはるかにメディア戦略に長けていました。私はこのままでは、2007年の統一地方選、知事選、参院選でも再び惨敗する懸念があると思います。そこで早急にこの東京から都連改革を断行し、民意を確実に我が党に呼び戻す必要があります。
私は昨年、みなさまの熱いご支援をいただいて3期目の当選をさせていただき、この都連では菅さんに次ぐ議員歴となりました。そんな私がこの党の存亡の危機に手をこまねいているわけにはいきません。
5年の在任期間を東京のために、そして日本の人々のために全力を尽くして働きたい、そんな思いから会長選挙に立候補する決意をいたしました。
今回立候補するにあたって、私は多くの市区町村議員の方の意見を聞きました。それは海江田さんがおっしゃったように、自公の市区町村議員の数に比べ7対1とあまりにも少ない。まず市区町村議員団を拡大しなければならない。そのためにはその方たちの都連に対する意見がもっとも必要と考えたからです。そして都連改革といっても立場立場で、かなり都連に対する思いは異なり、距離感にも差があることがわかりました。また、我が党は都連も含め、地方主権を唱えているものの、トップダウン方式から抜けきれず、市区町村議員だけでなく都議会議員さらには落選した方々の声を政策や選挙戦略に的確に反映させていないことが判明しました。
もちろん都連勢力をここまで拡大してこられた先人には大きな敬意を表しています。所属議員が増えれば、当然幅広い多様な考え方が存在しますから、ご苦労もあったとは思います。
しかし、そうなればなるほど、重要事項の決定プロセスは公正公平で、かつ透明性をもってなされることが大切です。そのためには、充分な議論を各級議員で積み重ねて原理原則を打ち立てることが重要であり、例外がでる時は納得のいく説明がなされるべきです。
先般、都議選では大躍進をしましたが、その際、候補者選考で空白区解消を掲げたにも関わらず、原則が守られなかったと聞いています。生活者ネットとの協力は大事ですが、あくまで我が党の候補者を立てるのが原則であり、その上で可能な範囲の協力を追求するのが筋だと私は考えます。
さて、こうしたことを踏まえ、私は都連改革の3本柱をお話ししたいと思います。まず第1の柱は国会議員団に偏らず、市区町村議員団、都議団、一般党員との密な意見交換の中で、原理原則を歪めることのない公正・公平な、そして透明性のある運営を確立することだと思っています。
第2の柱は財政基盤の充実です。議員数が減り、党財政も都連財政も逼迫しています。しかし、都連の再生には何より「人」が必要です。選挙に勝ち、人々のために働いてもらうには、志がもっとも大切とはいえ、財政の基盤なしにはできません。
党勢拡大のためには少ない予算をどこに投入し、どこを削減すべきか、私は「財政プロジェクトチーム」を作り、これまでの予算を「闘い型」に改めると同時に、資金の流れを透明化するつもりです。
総支部交付金についても当該自治体議員にはっきりと見えるような運営について一定のマニュアルを作成する。
落選時についても、市区町村議員や都会議員には何の支援もなく、これでは都連を拡大することは不可能です。このことも含め、バランスと透明性のある財政運営をしなくてはなりません。
行政区支部の問題等、党本部との連携も重要で、自治体議員を党本部の常幹に登用するなどの提言をし、自治体議員の権利強化を図って、足腰を強くしていきたいと思います。
第3の柱は政策を的確に打ち出すメディア戦略です。
従来どおりの機関紙やチラシ対策でいいのか、ITやTVをどう活用するか、自民党に負けないメディア戦略を早急に編み出すため、「メディア戦略プロジェクトチーム」を立ち上げます。
そして、勝てる統一地方選に臨みます。
私はこの10年、政治スクールを続けてきて、これまでに全国から600人以上の卒業生を出し、国会議員と自治体議員60人以上を誕生させました。
方法は違っても、私と同じく、それぞれの場で後輩の育成にあたってきた人はこの都連に大勢いらっしゃいます。その方々の力を得て、「新人育成チーム」もつくり、選挙のノウハウ、政策づくり等々を伝達し共有しあえる都連にしていきたい。
こうした改革を進めれば、必ずや統一地方選も都知事選も勝利し、国政選挙に勝てる都連になると信じています。
さて、今回選挙になったことをとても感謝しています。
私は会長は選挙で決めるのが民主主義の基本と信じているからです。10月7日に立候補の届出をして以来、フェアな闘いを心がけてまいりましたが、この闘いも今夜で終わりです。そして闘いといっても、これは党内の仲間であり、敵ではありません。敵は外にいるのです。
会長選が終わって結果が出れば、その時から一致団結して、外の敵に立ち向かわなければなりません。
私がもし会長に選ばれましたならその瞬間から、私は都連全体の代表者として、全体の利益を考え、まず小川さんのご意見を聞き、皆さんの納得のいく執行部人事をしたいと思っています。改革の方向性は同じなのですから。
最後に、いつも心に刻んでいる言葉をご紹介して私の演説を終わりたいと思います。
「人を相手とせず天を相手とせよ、天を相手として、己を尽くして人をとがめず、我が誠の足らざるを尋ぬべし」
これは尊敬する西郷南州公の言葉です。会長となりましたら、この言葉を決して忘れず皆様のご意見を尊重して働いてまいる所存です。
ありがとうございました。
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