「働き方の緊急改善を!」

この日の円サロンは、16人が杉並区長の田中良さんを囲んで、前半は熊本地震や憲法のこと、国籍と義務教育のことなどを話し合い、後半は少子化と保育の問題をみっちり議論しました。

4月18日(月)、田中杉並区長が記者会見で「すぎなみ保育緊急事態宣言」を行いましたが、4月16日(土)の円サロンで、田中区長からその詳細を聞いておりました。昨年の待機児童が42人だったのに対し、今年は136人までに大幅増加。
そこで、4月までに用意する新規受け入れ枠を予定していた1000人から倍増させて2000人規模としたそうです。それは、保育を必要とする保護者の割合も人口も増加しているためで、区の職員寮や区立学校など既存の施設の改修などで認可保育所を中心に整備する予定で補正予算案を組むと。

杉並区の待機児童の多さは23区中20位。
田名区長は平成22年7月に就任してすぐ、前任者(11年間在任)が「認可保育所の増設はしない」と宣言していたのを見直し、保育所開設にとりかかったものの、土地を買うところから2年以上かかる。
緊急対策無精として、「人、モノ、金、いくらかかってもいいから待機児童をゼロにしろ」とハッパをかけているそうです。

田中区長は育休制度がぜい弱で、ここをなんとかすべきと言いましたが、そもそも公務員は約100%、民間でも約80%が育休をとれるようになっていますが、現実は非正規雇用の人は4%しかとれていないのです。これでは保育所に入れないと仕事を辞めざるを得ないし、非正規雇用の人は、保育所入所の点数も低くなるし本当に不利。

正規、非正規という名称をなくし、有給や病気休暇、ボーナス、会社の福利厚生などの待遇を同一にし、時間の長短で収入を決めるというオランダなどで実施している「フレキシキュリティ」という制度を私は国会議員の間も提唱してきましたが、妊娠・出産と育児を安心してできるよう、すべての女性が1年間の育児休業が有休で取得でき、そのあと5年ほどは週に2~3日とか働くのも良し、5日なら1日の労働時間は4時間にするなど、その職種と本人の希望が選択できるようにすることはできないのでしょか。

保育所の増設、保育士の待遇改善(ここでも非正規保育士の問題があります)ももちろん大事ですが、働き方を、仕事を緊急に変えて女性も男性も子育てと仕事を両立できるようにしていくべきだと議論しました。

★5月の円サロンは5/21(土)14:00~16:00
「自民党改憲案と参院選又は同日選について考える」です!

 

4月の円サロン報告:「杉並区長と語る介護と保育」を終えて